都内で「クマと共生を」デモ発生。チラシ拒否の歩行者から「死にますよ?」のツッコミも
【宣伝です】
緊急開催! 鈴木エイトと黒猫ドラネコのトークライブ
4月27日(月)19:00開場、19:30開演 ネイキッドロフト横浜にて。
5月に衝撃の新刊を出す予定のエイトさんと、初の単著が大好評のドラネコ。宗教や選挙や時事問題など様々なテーマでぶっちゃけ話を展開します。チケット発売中。ぜひよろしくお願いします。
実は横浜のあの場所でライブが開催できるのもあとわずか。この機会に飲みに来てください!
▽会場観覧はこちらから
▽配信チケットはこちらから(2週間視聴可能です)
動物愛護に異存はない。みんなみんな生きているんだ。しかし、人の命を奪ってしまう動物に対してはどう接すべきだろう。そんな命題を突きつけるデモが都内で発生した。
「クマとの共生を」「クマを殺さないで」と叫ぶ集団が現われ、渋谷でデモ行進を開催。後日、霞が関周辺の各関係省庁に向けても抗議活動を行なった。今まで追ってきたどのデモとも様相が異なる、昨今のクマ被害の増加とともにやってきた感がある謎の一団である。
メンバーは女性が8割以上。参加者の一人に訊くと特定の団体が主催しているわけではなくSNSでの呼びかけに有志で集まったそうだ。本当かなあ・・・。
参加者にはビーガンの女性がいたり、チラシの配り方が慣れていたりと、活動家歴が長そうな人もいた。
| 渋谷220人デモ
3月15日(日)午後、渋谷の小さな公園に集結したのは主催者発表で220人。
「クマとの共生を」「僕たち(クマ)は生きていてはいけませんか」など、色とりどりのイラスト付きのプラカードを持っている。とにかく掲げる主張が多い。中高年の女性が多く、子連れの姿もあった。
ほどなく、一団はデモ隊となって警察の先導で渋谷の街へと出発した。

(集合場所から明治通りを進むデモ隊の様子)
「セーブ・ザ・ベアー!」のシュプレヒコールとともに、スクランブル交差点を通って出発地点の公園へと戻る短いルートを行進。若者で溢れる渋谷の沿道からは、もちろん好奇の目が注がれる。
歩行者からの「東京で言ってどうすんだよ・・・東北でやってみろよ」との辛辣なつぶやきもあった。ごもっともすぎる。デモ隊にとってはこれが罵声でなかったことが救いだったに違いない。
実際にクマ被害が出ている地域では絶対やれないことだろうとは思った。クマ除けの鈴を腰からぶら下げていた参加者がいたので「渋谷には出ねえだろ」と心の中でツッコミをしておいた。
そんなこんなで無事に行進は終了したが、解散から1時間ほど後、デモ隊は渋谷ハチ公前に再集合。抗議活動を開始した。歩行者の若者に積極的にチラシを配っていた。
何やら署名を求めていた。渡すペンをよく見ると「クマのプーさん」。いやはや、徹底してんな・・・。
他にも参加者は帽子にクマのアクセサリーをつけたり、リラックマのぬいぐるみを抱えたり、真剣な主張の中にどこかのんきな感じもある。動物の命を守れというよりも、キャラクターの可愛い熊さんが大好きという人達な気もする。

(ハチ公前での抗議活動の様子)

(遺伝子の類似性で判断するのか・・・うーむ)
| 環境省、農水省前でも
4月20日(月)、今度は環境省前の狭い歩道で抗議の声が上がった。
「殺さないでくださーい!」
ちゃんと「クマを」と主語を入れないからギョッとする歩行者もいる。週明けの昼にもかかわらず、約40人のおば様たちが「クマとの共生」を掲げて集まったのだ。男性も数人ほどはいた。前回の渋谷デモで見た顔ぶれだった。

(環境省前でのクマと共生デモ)
主張を聴くと、クマが人里に出てくるようになったのは人工林を増やしたせいで食べ物がないからだ、と。全ては人間のせいだとのことだった。
また、マイクからは「山菜採りを禁止すべき」「山菜を採るため山で油断しているからクマに襲われるのだ」みたいな話が延々と放たれた。
理屈は分からんでもないが、そんなにまでクマ寄りの意見になるのはどうなんだと思ってしまうのは私だけだろうか。
1時間ほどのデモ活動で、省庁が並ぶ区域の賢そうな歩行者に向け、数人で熱心にチラシ配りをする賢くなさそ・・・失敬、クマ寄りのおば様たち。環境庁は厚労省と同じ建物だ。歩行者も、反ワクチンデモなどを見慣れている人達が多かったためか、クマ集団をあまり相手にしていなかったが、ただでさえ狭い歩道なのに邪魔だしうるさいことは確かだった。
そんな殺伐とした雰囲気の中、ついにそれは起こった。
もともとチラシを受け取ってくれる人が少ないので(どのデモ活動においても同じだが)、ちょっとでも興味を示しそうな人には押しつけるような姿勢にもなりがちだ。おば様たちが、同年代であろう歩行者の女性にしつこくチラシを渡そうとしていた。
受け取りそうな仕草を見せていたその女性は、瞬時に手を引っ込め、立ち止まって振り返った。
そして「あら・・・?」と不思議そうなクマおば様たちを見渡し、その場で爪をたてて大げさに腕を振り下ろしながら言った。
「これ(クマの一撃)、食らったら死にますよ?」
あざ笑うかのように満足げにツカツカと早足で立ち去った女性。どういう意味なのか分からなかったようで、ぽかーんとするおば様たち。
いや、分かれよ。今のがクマだったら逝っとるぞ。

