「子宮系スピリチュアル」とその現状

私がツイッターで発信するきっかけになった「子宮系スピリチュアル」について。有料部分の後半は私の見解などを
黒猫ドラネコ 2022.04.09
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さて今回のテーマは満を持して「子宮系スピリチュアル」です。

「なんじゃこれ」と思っている人も後を絶たないので、まずは子宮系について知りたい大勢の方への周知として。長年のウォッチャーの皆さまには、ご存知のことも多いとは思いますが、おさらいをどうぞ。

子宮系関連では、小林麻耶さんの騒動について他メディアでも記事を書きましたので、こちらもまだの方はぜひご覧ください。

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子宮系スピリチュアルとは

まず子宮系スピリチュアルとは、子宮の声に従えば何でもうまくいくという思想だ。これを提唱したのは恋愛・性愛アドバイザーを自称したブロガー・子宮委員長はる。

子宮信仰自体は古くからあったのだが、昨今ネット上で「子宮系」と呼ばれるものは、主に2010年代以降の子宮委員長はる周辺によるネット発のオリジナル思想を指す。

その信者になって、ブログやSNS上でスピリチュアルを都合よく使ったテキトーでキラキラな考え方を発信する人たちが「子宮系女子」と呼ばれるようになった。

子宮系の知名度と、その危うさを一気に世に広げたのは、女性器に挿入する手のひらサイズのパワーストーン「ジェムリンガ」だろう。子宮系発ではなく別のスピグッズ販売業者によるものだったが、これを子宮委員長が積極的に推奨して信者に多く売れたことで、子宮系女子の代名詞となった。

(参考)ジェムリンガ。使用者のブログより引用
(参考)ジェムリンガ。使用者のブログより引用

ジェムリンガが話題になった2015年当時、高須クリニックの高須克弥院長がツイッター上で「腹膜炎になるぞ」と警告したため、子宮系女子は一躍「日常的に膣にパワーストーンをブチ込んでいる連中」というエグい認識が広まった。

子宮系女子の何が問題か

「子宮を大切にすれば全てうまくいく」を標榜するだけあって、信者の層としては、出産前後の子育て中の若い世代がボリュームゾーン。子育てを終えて時間ができたスピリチュアル好きな中高年も少なくない。

信者は、子宮委員長が繰り出す「(子宮から出てくる)本音を大事にする」「女は好き勝手に生きていい」「誰からも縛られずもっと自由に」というような内容のポエム調のブログなどを読み、青森出身のただの風俗嬢から全国を講演して多数のファンを抱えるようにまでなった成り上がり人生に憧れ、その思想にハマっていく。

勝算もないのに勢いで手作りスピグッズ販売をはじめたり、勝手な占いや”霊視”を開始し、何もしないのに銀行口座番号を公表して乞食行為を始める人や、オリジナル性教育論を広げたり、倫理観が歪んで性的欲求を公表し、自身を性的コンテンツにする人などが多く現れた。

宗教でも犯罪でもないのだが、子宮系にハマることの大きな問題点としては、まるで人が変わったように価値観を大きく捻じ曲げられ、前述のような金銭感覚の変容があることだろう。

スピリチュアルを言い訳にしたグレーな商売を開始、社会のルールから逸脱した商法を繰り出し、健康被害が出るような根拠の薄い発信、効果のない偽医療グッズ販売なども平然とおこなって「勝ち抜け」を目指すようになる。

しかしそれで得たお金は子宮委員長付近のセミナーやグッズなどに消えていくだけなので、多くの人は世間に恥を晒しただけになる。

しばしば、そんな信者の中で突き抜け、「プチ教祖」として台頭していく者が出て、どんどん分派していくのも子宮系界隈の特徴。霊能力、宇宙、魔法、龍などのワードが頻出する、一般には理解しがたいスピ的な資格商法に飛びつくのも顕著だ。

子宮委員長はるの著書
子宮委員長はるの著書

子宮委員長の現在

子宮委員長はるは2013年の本格活動開始から、18年頃にはブログを消去。現在は東京から離れて長崎県壱岐市(壱岐島)に定住している。名を吉野紗弥佳(さやりんご)として活動中である。

これにより事実上「子宮系スピリチュアル」は消滅しているが、今でも彼女の活動内容はほぼ変わっておらず、時折「子宮メソッドでは―」などと功績のように語りながら、壱岐島を拠点にしてスピ系自己啓発をメインに信者ビジネスのようなことを繰り返している。

ネットでの活動がメインなのは変わっていないが、島への移住者を募るなどし、以前より自身の活動の強い協力者を求める傾向にある。神社の神主である島民と再婚し、島内には移住者用とみられる物件も複数取得。自宅敷地内に「神社」を設立するなどの動きには、島民からの不安の声も聞かれるようになった。

最近では古神道などの講座から、ママビジネス講座、水素関連のマルチ勧誘など現実路線の商売も始めたようだ。

関連情報

▼参考リンク

(以下は有料登録で全文読めます)

子宮系への黒猫ドラネコの見解とこれまでの活動

私がツイッターを始めたのは2017年夏。この頃がまさに子宮系の全盛期だったと思う。

身内がハマったことで詳しく調べはじめ、コイツらを絶対に許さないと執念を燃やし…。そんな私怨が確かにスタートではあった。

これまでにどのような人物を危険視してウォッチしてきたかをまず紹介する。

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