所属議員の「鎖国」提案に大喝采。躍進後初となる参政党フェス「協奏」詳細レポート(1)

参政党の第7回大規模フェス、連載開始です
黒猫ドラネコ 2026.03.09
サポートメンバー限定

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参政党の政治資金パーティー「協奏」は7日、新宿区のベルサール高田馬場で開催された。25年夏の参院選で躍進した後は初めてで、今回で7度目となる党名物の大規模フェスである。

私は第1回(パシフィコ横浜)、第5回(神戸国際展示場)を除いて自腹で会場内に入り、その詳細を綴ってきた。党員にもこんなに熱心な参加者は多くない。つまり、もっと参政党から敬われるべきだ。

そして公称10万人も参政党員がいるのなら、このニュースレターの総登録者2万7000人が倍ぐらいに増えていてもおかしくない。2万円を払って参加せずとも、同額で映像を買わずとも、月額680円で雰囲気が味わえるのだから、フェスに来なかった党員はもっと真剣に考えろ。迷うことはない。さあ早く登録するんだ。

冗談はここまでにして、今回から3回(予定)に分けてフェス「協奏」の詳細を伝えていく。

国政政党の政治資金パーティーだから、概要は無料部分に公開する。全ては公益性を考えてのことなのであしからず。

詳細レポートと私の感想などはメンバー限定部分に記す。興味のある方と全参政党員はぜひ登録してご覧いただきたい。

▽これまでのフェスの記事などはこちらから

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■ 参政党フェス「協奏」レポート(1)概要

(以下、敬称略)

・開場から長蛇の列

・縁日コーナーやコスメカウンターも

・20分以上も続く神楽の上演がオープニング

・司会者は後藤せいあん(青森県議)、和田政宗(衆議院議員)

・会場は満席で、司会によると「2000人参加」とのこと

・神谷宗幣代表を除いたボードメンバーによるスピーチが各4分ほど

・国会議員25人による1分間スピーチ選手権に歓声

・工藤聖子(衆議院議員)から「神谷代表を総理大臣にする」決意

・安達悠司(参議院議員)からの「政権とったら3年間の鎖国」提案に大喝采


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会場内の様子は

開場時刻の正午を少し過ぎた。快晴の下、会場屋上にある芝生広場まで100メートル以上の行列ができている。早めに来たのにこれか・・・と、私もしぶしぶ並んだ。続々と集まる参加者からも「うわあ・・・すごい」と感嘆が漏れる。

前に並ぶおば様2人組が「やっぱり自民が何かやったのよ。こんなに人気ある党が、ねえ」などと衆院選の結果に疑問を投げかけながらチラチラ見てくる。こっち見んな。

私の後ろのおじ様たちは「家族は誰も分かってくれないけど内緒で来た」のような話を延々と続けていた。並んでいる時間にいつも思い出させてくれる。ここはそういう場所なのだ。

新宿区ベルサール高田馬場でのフェス開催は前回に続いて3度目。25年夏の参院選で全国的な知名度を得て躍進してからは初開催となる。

(会場の案内)

(会場の案内)

およそ15分ほど並んで入場できた。会場内では以前よりもスタッフが増えていることが一目で分かった。簡単な荷物検査のあとに受付でスマホのQRコードをかざし、参加証のリストバンドとパンフレットを受け取った。

エントランスには、おなじみの寄付受付と「橙鳳会」なる会員募集のブース。さらに今回は子どもが楽しめるような縁日コーナーがあり、射的や輪投げなどが用意されていた。その横の議員や党員らによる青年局ブースでは、デパートの売り場のように化粧を施してもらえたり、ヘアスタイリングをしてもらえるようだ。(前回はストレッチ講座のようなことをしていた)

(会員募集の掲示)

(会員募集の掲示)

(エントランスに作られた縁日)

(エントランスに作られた縁日)

(標的はボードメンバーたち)

(標的はボードメンバーたち)

それらを眺めながらエスカレーターを下ると、ホール入場口前にはおなじみのグッズ売り場と飲食コーナー(ほぼオーガニック系)が横長に広がっていた。後でじっくりと見に行こう。

ホール内は熱気に包まれ、前の方の見やすい席から埋まっていた。メインステージ上と合わせて大型スクリーンが3面。座席数は最大2080のキャパ通りと思われる。見ると、最前列SS席(20万円)は満席。S席(10万円)やA席(5万円)もほとんど埋まっていた。

やはり客席の年齢層は高め。知名度が上がっても、一般席2万円を支払えるのはある程度は年齢のいった余裕のある人と、怖いもの見たさで常連になっている私くらいだろう。

ということで、中央ど真ん中付近に素早く席を確保して座ってやった。これで私は絶対に逃げられないぞ。フフフ・・・(病気だよもう)

(満席の会場)

(満席の会場)

開演、長めの神楽

満席のぎゅうぎゅう詰めになり、いよいよ開演へ。暗転し、子どもの泣き声が聞こえる。縁日コーナーがあるせいか、子連れもいつもより多いようだった。

スクリーンに短いPVが流れる。「みんなで奏でる」「参政党の今と未来を体感」「従来の政治資金パーティーの枠を超えた体験型イベント」などのキャッチコピーに、パチンコ屋のCMのようなアゲアゲの音楽。ゲストの顔と名前が次々と出たあと、ドンと「協奏」のタイトルが映し出された。大きな拍手が起き、会場に高揚感が漂った。

すぐにステージ上だけ照らされ、横笛と唸り声が響く。何かを唱えながら武具を持って男性が舞いを始めた。オープニングの「創生神楽」だ。

こんなに厳かな雰囲気の舞台の直前に、なぜPVを流してガンガンに盛り上げてしまったのか。うーむ、分からん。

(「協奏」のサイトよりスクショ)

(「協奏」のサイトよりスクショ)

パンフレットによると、なにやら世界各国で神楽を公演して回っているらしい。参政党に関係がありそうなのはオレンジ色の装束か。

いや、これ長いな。嫌になってきた。なんで私はこんな所にいるんだ。(病気だよ)

暗転して終わったと思ったら、次は「豊作じゃあ!豊作じゃあ!」と叫ぶおっさんが出てきて五穀豊穣らしき演目が始まった。スクリーンには風に揺れる稲の映像。ピーヒャラピーヒャラのリズムに乗って、15人ほどのオレンジ装束の若者が壇上に出て、鈴をシャンシャン鳴らしつつ輪になってゆっくり回り続ける。後で聞くと、埼玉県の参政党支部でこうした神楽の習い事が流行っているとのことだった。

かれこれ20分は経過した。何を見せられているのか理解できないが、みんな「神楽とはこういうものなのだ」と納得するしかない様子。しかし、私のやや後ろの方の席の小さなお子さんが飽きてウロウロし始め、お母さんらしき女性に「サンセイトウ、ぜんぜん出てこないねえ」と言ったので周囲がぷっと吹き出した。うんうん、私らも同意見だよ。

暗転し、会場からの拍手には「やっと終わりか」も込められていたように思えたが、なんと再び横笛と鳴り物、唸り声が始まり・・・いつまでやるんだこれ。このままだとスケジュール通りにいかないんじゃないのか。(この懸念は後に現実になる)

5メートルはあろうかという棒に吊された巻物が出てきた。コンコンコン・・・と徐々に盛り上がって期待感を演出しておいて、掛け軸が勢いよくザンッと開かれる。そこには「協奏」「おはよう」「日本人ファースト」とか、参政党にまつわる何かが書かれ・・・・・・いや、違う。墨で書いた蛇が這うような暗号的な文字で何一つ読み取れない。

会場の思いは「???」で一つになっていた。とりあえず一応みんな拍手してやっと終了した。

すぐに司会者の後藤せいあんと和田政宗が登壇して再び拍手が注がれた。

後藤は青森放送、和田はNHKの元アナウンサーだ。事情通ぶった近くの席のおじさんが「おお、プロだよ二人とも。参政党も人材がそろってきたよね」と嬉しそうに言った。

「素晴らしいパフォーマンスでしたね」と後藤。「参政党らしいというか・・・世界に大調和を生むという理念を体現してくださった」と和田。

本当にそう思ったのか・・・?

1分間スピーチでの「鎖国」提案

和田が「2000席が埋まった」と観衆数を明らかにした。この手の集会で人数を盛らないのは珍しい。

拍手が起こるたびに、旭日旗や日の丸の手旗がそこらじゅうで振られている。いつも通り、大声量での国歌斉唱があった。それに続いて、神谷代表を除くボードメンバー4人によるスピーチ。一人あたり4分ほどの短いものだった。

党の政調会長に就いた豊田真由子が感情たっぷりに「私たちは私利私欲じゃない。たくさんの仲間がいる。絶対大丈夫。大きな橙(だいだい)色の太陽がきっと昇ります」などとポエミーな演説をしていた。

お次は党所属の国会議員25人によるスピーチ選手権だ。テーマは「参政党で何を成し遂げたいか」。優勝者には「神谷代表と食事に行ける券」が与えられるそうだ。

(「協奏」のサイトよりスクショ)

(「協奏」のサイトよりスクショ)

トップバッターに指名された和田が、司会台から慌てた様子でステージ中央へ向かって笑いを起こす。自民党を離れて数ヶ月、もうすっかり参政党の人気メンバーだ。

和田は渾身の一発ギャグとして、仕込んでおいた

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