え、インディーズ政党サミット? 検察庁前の黒川さん主催「立花孝志がんばれ」デモ(レポート)
検察庁で黒川。といえば、賭け麻雀で辞任した人を思い浮かべる人も多いと思うが、今回の黒川はあの黒川あつひこ(つばさの党)だ。
黒川は8月8日、東京・霞が関の検察庁前で抗議を敢行した。神戸拘置所前に続いてのデモ開催である。元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕され長期勾留されているNHK党の立花孝志のため「不当だ」と声を上げることにしたらしい。

(検察庁前に停められた街宣車)

(車上から演説する黒川あつひこ)
黒川は23年頃までつばさの党と並行してNHK党の幹事長を務めていたが、内紛が起きて立花と訣別。反転アンチとなって、立花のことを「尊師!」などと揶揄してはしゃいでいた。
しかし今回は「いくら立花のことでも不当な長期勾留には声を上げるべき」として立ち上がったとのこと。感情抜きで公平な立場を主張できる、いかにも好きそうなムーブだ。自身も24年の東京15区衆院補選の公職選挙法違反で逮捕され、半年ほど勾留されていた経験がある。
ちょっと遅くなったが、暇ネタ(特に緊急性のない、暇な時に流すネタ)としてレポートしよう。
暑さも落ち着いた夕刻、検察庁前には20人ほどが集まった。
記者や警察の数の方が多く、有名ウォッチャーらも何人かいて、どちらかというと世間的にはそちらの知名度の方が高かったはずだ。過去のつばさの党のデモ(反ワクチン、三浦春馬は自殺じゃない、創価学会反対などがテーマ)は数百人単位で行なわれることもあったが、今回の検察庁前抗議デモは寂しい客入りだった。
それもそのはず。どうやら黒川は、つばさの党内なのか仲間内でいろいろと金使いの問題などで揉めてしまっている真っ只中。支持者はあまり来ておらず、「立花孝志を救いたい」というコンセプトなので、呼びかけに応じたN党支持者らしき人の姿もあるにはあったが、それもどこか真剣味はなかった。
そもそも土曜日で検察庁は休業日である。庁舎の入り口も施錠されていて、警備員さんらしきおじ様が一人、「敷地内には入らないでくださいね」と控えめに声をかけて回っていた。
そんな中、公私ともパートナーの外山まき(埼玉県朝霞市議会議員)を傍らに置いて街宣車の上に立った黒川は「天国にいる立花孝志に・・・あ、違う」みたいな感じでややウケの不謹慎なギャグをかましつつ「人質司法は許さないぞー!」「長期勾留はおかしいぞー!」「政府の弾圧許さないぞー!」「自由を守れー!」「国連申し立てやるぞー!」「立花孝志ガンバレー!立花孝志負けるなー!」と、誰もいない検察庁(休業日)に向かってシュプレヒコールを放ったのだった。

(街宣車の上に立つ外山市議と黒川)
過去にN党と繋がっていたり、黒川の交友関係から何人かの弁士が登壇し、立花について色んな勝手なことをスピーチした。
各省庁解体デモなどでおなじみの「法務省解体・成敗」を掲げるプラカードまでも登場。そして最後には黒川が「日本インディーズ政党サミット」の構想をぶち上げるのだが、その模様は後半部分に記すとしよう。

(登場したプラカード)
なお、N党ウォッチといえばこの人、選挙ウォッチャーちだい氏もこの日の検察庁前にいて、黒川から「ちだいさんも(シュプレヒコールを)ご一緒に」などと軽いノリで絡まれ、思わず舌打ちしていた。
ちだい氏も色んな「キャラ紹介」などを含めて詳しいレポートを上げていたので、ぜひ参考にしてもらいたい。
ちだい氏や私が参加している共著「限界地方政治」(扶桑社新書)にもN党周辺の情報が満載。こちらもぜひ宜しく。
さて、立花の勾留がやけに長くなっている件だが、そもそも保釈すら許されないのは、N党から国会議員に当選したガーシーが海外から帰ってこなかったり、立花自身もドバイに渡航していたりした前例があるからであろう。
さらに兵庫県議選への「獄中出馬」があるかもしれないとも報じられた。
こういう報道があること自体、この人をこのまま野に放つことのややこしさを物語っている。
どれだけ批判されたって獄中からでも出る時は出るんだろうけど、

