選挙活動であふれるヘイト。デマと差別を叫んで公職に就く奴ら

新刊の宣伝も兼ねています
黒猫ドラネコ 2025.11.11
サポートメンバー限定

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【宣伝①】

おかげ様で、ついに本が出ます。

ウォッチャーの同志や尊敬する書き手の皆様との共著です。

私の章では、「陰謀論と排外主義の現在地」として、これまで見て来たアレなデモや参政党の集会から、どのように差別的思考が醸成されているのかを探っています。

当レターの読者の方々ならきっと頷きながら読んでいただけると思います。

この本が売れることで、日本がどこに向かっているか、何が間違っているのかを多くの人が考えるきっかけになればと思っております。

11月28日発売予定。予約だけで既にAmazonベストセラー上位にランクイン(8日現在)し、「小麦を食うな」みたいな本と激しく競り合っているところでもあるので…これは負けたくありません。

皆様もぜひ予約して購入を宜しくお願いします。

(書影)

(書影)

(アフィリエイトなしのリンクです)

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【宣伝②】

諸事情で延期になっていましたが、ついに日付決定です。

12月2日(火)大阪ミナミのロフトプラスワンウエストにて、前述の共著でもご一緒させていただく古谷経衡さんとのライブ開催。

『参政党と神谷宗幣 不安と熱狂の正体』発売記念トークイベント

18時30分開場(19時30分講演開始)

古谷さんのこの新刊を読んで、あまりにも面白かったので当レターでも勝手に書評を配信しました。

実は古谷さんとは、一方的にDMを送ったぐらいでほぼ絡んだことがなく、このトークイベントで初対面となります。

それなのにロフトの方から突然ゲスト出演のご依頼があったものだから「しばかれるのかな…」とちょい不安にもなりました。(きっと優しい人だと思うので大丈夫)

私の第二の故郷でもある大阪では初のイベント。会場で関西の読者の方とお会いできるのを楽しみにしています。お客さんファーストで臨みますので、トークも飲食もライブハウスで楽しんでいただきたいと思っています。

遠方の方は、もちろん配信チケットもいつも通りあります。期限内ならライブ視聴でなくてもお好きな時間に全国どこからでもご視聴いただけます。

参政党のことが大好きでたまらない(?)2人のコラボをぜひご覧ください。

▽来場チケット発売中

▽全国で視聴可能な配信チケット購入はこちらからも

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最近の選挙の酷さ

「葛飾区議選が酷い」

そういう投稿を見たので、時間を作って11月7、8日の2日間、JR新小岩駅での街宣を見に行った。

両日ともほぼ同じ流れ。夕方から北口で元NHK党のまるよしたかふみ候補の演説を見て、夜には南口での参政党かんのゆうと候補と、無所属の鈴木信行候補(政治団体・日本国民党代表)を観察した。

当人たちは否定すると思うが「外国人排斥」を煽っている方々という評価になる。

こうなるとやはり差別に抗うカウンター勢の方々も大忙し。熱い戦いが繰り広げられていた。

(まるよし候補と抗議のプラカード)

(まるよし候補と抗議のプラカード)

へずまりゅう秘書を名乗り鹿の旗を掲げたまるよし候補は、抗議者の声に過剰反応し「外国人はいらないんです!」などと公言してしまっていた。

「災害が起きた時に避難所に外国人が来たらどうするんだよ」なんてことも言っていたそうだ。

人としての思考がおかしくなっている。助け合うに決まってんだろ…。

翌8日には、日本有数のヘイトスピーカーである河合ゆうすけ戸田市議が応援に訪れ、現場はますます混乱の渦に巻き込まれた。

(まるよし候補、河合市議、プラカード)

(まるよし候補、河合市議、プラカード)

そんな新小岩駅では、某政権与党公認の候補者にも何人か遭遇した。

その人は、ネット上での目立った活動を見ない現職の同区議。せっかくなので排外主義を声高に叫ぶ候補者についてどう思うかと聞いてみた。

「葛飾区は中国人をはじめとした外国人がますます増えていてマナーの悪さが目立つ。差別はもちろんよくないが、強行的に思える主張が有権者に届くこともあると思う。外国人向けの安いスーパーなどが出ていて、そこで売っている野菜などの食材が怖いという区民の声を実際に聞いた」

日本滞在が違法かそうでないかに関わらず、やはり単に外国人ということで奇異の目が向けられることになっているのだろう。「外国人問題」のブームは想像以上に根深い。

こうした選挙の場でヘイトを撒き散らす候補らがいて、繰り返し大問題のように主張し続けることによって、人々の差別心はさらに大きくなっていくに違いない。

今月発売予定の共著「陰謀論と排外主義」の中で、私は参政党が躍進した参院選のことや、排外主義がどのように湧き起こるのかに触れた。デマやヘイトを叫んで公職につく奴らがこれ以上増えないようにとの願いも込めている。

他の執筆者も、様々な事例などからヘイトにまみれている昨今の選挙などに言及している。

タイムリーな本を出せたと思っているが、執筆から刊行までの間にも世論はどんどん動いている。それはおそらく、あまり良くない方向に。

ここで、新小岩駅南口で撮影した鈴木信行陣営を例に出してみよう。読者の皆さんはこのプラカードが何を示すか分かるだろうか。

(黄色い枠で囲まれたプラカード)

(黄色い枠で囲まれたプラカード)

「集合住宅のポスト」の画像を貼ったものだ。

どういうことなのか、次に出す表側の画像を見れば何を示しているかがよく分かる。

(こういうことだ)

(こういうことだ)

先ほどの裏面はつまり、公営団地ポストの表札の姓名にフォーカスして「中国人が半分」としているのだ。

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