「令和の一向一揆」国会議事堂前に約3千人。都知事選を利用した反ワクチン大会、詳報

都知事選の最終日の反ワクチンさん大集合を観察してきました。
黒猫ドラネコ 2024.07.09
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永田町から、霞が関から、周辺地下鉄駅を上って途切れることなく人が進んでいく。辿り着いた地は、太陽のせいだけではない熱気に包まれた。

第22回東京都知事選挙、最終盤の土曜日午後。国会議事堂前で、内海聡候補の演説がおこなわれた。

「キチガイ医」を自認する内海氏は、応援弁士も多数集結させ「令和の一向一揆」などとして、有権者にとどまらない大集合を呼び掛けたのだ。

ここに、日本史上初めて選挙活動を利用した反ワクチン大会が開催されてしまった。

およそ3000人が集結

いつもの反ワク・陰謀論デモが陣取る国会議事堂の真正面ではなく、国会前銀杏並木の中ほどに選挙カーが停められていた。

それを囲むように、向かいの歩道、裏の庭園内にも見渡す限りの人、人、人…。内海氏カラーのブルーTシャツを着た人も多い。女性の比率がやや高く、若者や子連れも多かった印象だ。

まるで国会前に生息する妖精たちがトンデモ見物に出てきたのかと思うほど、木々の間がぎっしりと埋まった。

正確な数は分からないが多めに見積もって、ピーク時(これも推測になるが)でおよそ3000人弱はいたと見られる。 

(銀杏並木の通り沿いに集った聴衆)

(銀杏並木の通り沿いに集った聴衆)

以前の国会前デモで約600人をある程度は正確に数えているため、その規模感と比較し、人が入り込んでいた敷地の広さなどから推計した。

関係各所やウォッチャーらとすり合わせ、「3000には届いていない」との見解は概ね一致。この分だと主催者発表は「3万人」ぐらいだろうか。ここの人達はいつもそういう感じだ。

一応いつも通り言うが、私は主催者より少なく報告して貶したいわけではない。そんなに何倍にも盛らなくたって十分に多いし、現実的にこんなに人を集められることを誇っていいと思う。集まる目的はともかく。

今回の選挙戦全体で見ても最大規模の人数だったことだろう。

ただ、これが選挙の情勢に何の影響もないことは、このレターの読者の皆様ならお分かりだろう。(開票結果を見ずに書いている)

土曜日の永田町に一般の人通りは少ない。わざわざここに来る人はうつみんに投票すると決まっている人達なのだ。

いつものデモとは違って、選挙活動なので警察への届け出が必要ないそうだ。そのため交通整備や警備の面がかなり心配されていた。

しかし今回は内海氏のブルーのシャツを着たスタッフが増員されたのか多くなっており、「詰めてください」「向うの方が空いていますよ」「もう少し通路を空けてください」などと声を張り上げて頑張っていた。

私が見た限り現場の往来においては大きな混乱はなかった。なぜならここには従順な支持者と、そこに紛れた私服警察と我々ウォッチャー(みんなとても行儀がいい)しかいないのだから。

この集会の起こり

この集会は、4、5月と立て続けにおこなわれた反ワクチン大会の流れがある。

新党くにもり(チャンネル桜)などの保守系の皆さんが反ワク界隈の集客力に目をつけ、インフルエンサーが加わり、コロナ禍で感染対策などを「強いられた」と感じ不満を抱いた層を「国民運動」などと焚き付け、一気に膨れ上がらせた。

明確に組織化こそしていないが、これが現在の反ワク界隈での最大派閥となっている。

これまでは神真都Q、参政党などがいたが、今の反ワク思想の覇権は完全にこの「国民運動」の集団が握ったと言えるだろう。

もともと内海氏は、この流れに乗っていたとは言い難いポジションだった。しかし、選挙戦最終盤でのこの国会議事堂前の企画で、反ワクチンのパイをかっさらうという構図にはなった。

本来なら保守系の一番人気でリーダーの資質があって同じく都知事選に出ている田母神俊雄氏が先頭に立つのが筋だったはず。反ワクチン票が二分することも確定的になり、前回のレターでも「さあ揉めろ!」と書いた。

が、しかし。前回レターを出した直後に余計な、失敬、必然的な「結束」が起こってしまう。

日本の反ワクチン活動の生き字引である池田としえ日野市議、そして政治思想が強めだった池袋デモの主催者・佐藤和夫氏。この重鎮二人が、内海氏と田母神氏の間をとり持ったのだ。なんて強烈なキューピッドであろうか。

こうして、内海氏は田母神氏との「共闘宣言」を投稿するに至った。

黒猫ドラネコ
@kurodoraneko15
【速報】都知事選候補者の内海聡氏と田母神俊雄氏が反ワクチン思想で「共闘」を宣言。内海氏は7月6日(土)国会前での演説を予定しているが、同じ反ワクで最大派閥になりつつある田母神氏支持の保守系勢が集まれない懸念があった。今回の宣言で、選挙を利用した歴史的な反ワクチン大会開催が確定した
2024/06/30 14:36
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どちらかが出馬を取り止めるわけではない。当選一人の選挙で「共闘」する意味はなく、一般の方には何がなんだかさっぱり分からない宣言だ。だがウォッチャーには手に取るように分かる。

「田母神さん支持の人も遠慮なく国会議事堂前に来てネ。みんなで集まって叫ぼうネ」。ただそれだけなのだ。

もう誰の顔色をうかがう必要もない。反ワクで分かり合える、見えない巨大な敵と戦う心強い仲間たちがいる。支持するのがうつみんだろうが、閣下だろうが「目覚めた」「氣付いた」なら壁はない。みんな集まれワンニャンパラダイス。

池袋、日比谷と続けておこなわれた激アツな反ワク大会は、こうしてついに国会議事堂前にまでやってきた。ヤァヤァヤァのYAHYAHYAH!

実現した「共闘」

予定時刻が来て内海氏がマイクをとる。

「皆さんの怒りを都庁と国会にぶつけていきたい」と力強く挨拶した。他の内容は割愛する(えっ)。

多彩なゲストの演説を、うつみんMCが回していく。まずは「国民運動」の主軸でもある林千勝氏(作家、近代史研究家)が応援スピーチに立った。

「少し歴史には詳しくて…」などと話し始めた時に、「林先生、ちょ、ちょっと待ってください!」と内海氏が制止した。

ここで早くも田母神氏の選挙カーが颯爽と登場したのだ。

「田母神候補がお越しになられています!」

そのアナウンスに、沿道から拍手と大歓声がどわあああと沸き起こる。熱気を逃すまいと、林氏が「国民の命を守るには団結が必要です!共闘が必要なんです!」と絶叫した。

一揆の前に同士討ちが起こらなくて本当によかった…。私の近くのおば様の集団はこの感動的な光景に涙ぐみ、みんなでウンウンと頷きあっていた。

こっち見んなと思ったが、私も生温かいまなざしを送ってウンウン頷いておいた。

ついに「反ワク共闘」が実現した歴史的なワンシーン。もうこれは伝説だ。このまま選挙カー2台で小惑星に突入してBGMにエアロスミスでも流れたら完璧である。

I don't wanna close my eyes.(覚醒)

(満を持して登場した田母神選挙カー)

(満を持して登場した田母神選挙カー)

(車道に出て田母神氏を出迎える池田としえ市議ら)

(車道に出て田母神氏を出迎える池田としえ市議ら)

実は、この日の田母神氏の演説スケジュールに国会前は入っていなかった。

しかし、昼の時間だけ不自然に空いていたことに気付かないウォッチャーはまずいない。何のサプライズにもなっていなかった。来るわなそりゃ。

田母神氏の登壇を待たず、林氏が「我々の敵は小池、石丸、蓮舫…それを超えて岸田!」と叫ぶ。

「そうだあー!」と沸く聴衆。どこからか聞こえてくるホラ貝のプォ~ン。ついに一向一揆の始まりだ。さあみんなで行くぞ極楽浄土へ(?)

林氏は「我々の命を狙って3発目の原爆を落とそうとしているのはグローバル勢力」「数十万人の超過死亡は全国に向けられた無差別大空襲」「日本人は第二の731部隊を作っていると、多くの日本人が遺伝子注射で殺された後に世界中から貶められる」などといつも通り言いたい放題。

都政の主張はどこに行ったんだ、なんてシンプルなツッコミでは誰も救えない。だってこれ、選挙活動じゃなくてただの反ワクチン集会だもの…。

林氏がニヤニヤしながら「今日もやってと言われまして」とかなんとかで、うつみんと閣下と3人で「ニッポンチャチャチャ」を楽しそうにやった。

すまん、何も分からんから言及しようがない。内輪ネタやめてくれねえかな。

(ニッポンチャチャチャをやった田母神氏、林氏、内海氏)

(ニッポンチャチャチャをやった田母神氏、林氏、内海氏)

続けてのサプライズには、聴衆が「うおおおー!」「すごいすごい!」と大喜び。

田母神氏の支援者としてついて回っているデヴィ夫人が登壇だ。おそらくこの日2番目の大歓声だった(1番が誰だったかは後述)。

デヴィ夫人は「日本は首都東京から変わらないと」「国力を強くしてもらえるのは田母神俊雄先生と内海聡先生」と両者への支持を表明し、「お二人ともワクチン反対。私もワクチン反対です。あんな1年足らずで作られたものなんて怖くて打てません」と力強く発言した。

やはり聴衆は「うおー!言ってくれたー!」などと大感激。あーあ、もう。

芸能人は体が資本だと思う。誰の支援もご勝手にどうぞだが、健康に関することは影響力も考えて正しい情報を得ていただきたいものだ。

(応援演説をするデヴィ夫人)

(応援演説をするデヴィ夫人)

田母神氏自身は公職選挙法上の問題があるためなのか、街宣車に上ってから発言することはなかった。

次の予定もあったのだろうか、意外とあっさり短い滞在でデヴィ夫人とともに拍手に見送られ引き揚げて行った。

議員ら多彩なゲスト

その後は、歯科医の吉野敏明氏が登壇。こちらも沿道には大人気だ。

うつみんとは、波動機器メタトロン使いという共通点もあるよしりん。参政党から大阪府知事選にも挑戦したこともあって、内海氏の都知事選出馬の意向をいち早く知り、絶賛していた一人だ。

もしも世の中が完全にトチ狂っていたら、東京と大阪の首長がトンデモ医だったかもしれない。

そんな吉野氏は相変わらず「いま我々は戦争を仕掛けられている。敵に売国奴が味方している」などと述べて、「改革なんか起こっていない。起こっているのは売国だけだ!」と怒りを示した。

「NTTが売られ、電力が売られ、東京メトロがとられ、飛行場がとられ…最後は命をとられようとしているんじゃないですか皆さん!」

まあ、このへんで割愛する。

(応援演説する吉野敏明氏)

(応援演説する吉野敏明氏)

何かの間違いで愛知県議になってしまった陰謀論者の末永けい氏も登壇した。

国会議事堂を指して「実態は日米合同委員会に飼いならされている鶏のケージと一緒です」などと言い、内海氏を喜ばせていた。

末永議員は「東京都はこれから外国資本からタックス・ヘイブンみたいにさせられる」などと持論を披露していた。

愛知県議会議員選挙での過ちを東京で繰り返してはならないと強く思った。

(内海氏と末永県議)

(内海氏と末永県議)

そんなアレな地方議員らも各地から訪れてスピーチしていく中、特筆すべき弁士は元人気芸人で西東京市議となった長井秀和氏だろう。

「都庁の闇をぶっ壊していけるのは内海聡、間違いない!日本の医療の闇を暴いていきます、間違いない!ファイザーとの悪魔の契約書の情報開示ができるのは内海聡で間違いない!」

お決まりのフレーズを連呼し、うつみんと沿道の人々を盛り上げていた。

(間違いないを連呼した長井秀和氏)

(間違いないを連呼した長井秀和氏)

長井市議は「メジャー3候補はお注射の話題には口をつぐんでしまう。我々は人間やめますか、モルモットになりますかという危機に瀕している」と、はっきりワクチン忌避を煽る。

「まさに隠蔽であり薬害でございます!」と叫ぶと、沿道から嬉しそうに「間違いなーい!」の合いの手が飛んだ。ひい、暑いのに寒すぎる。

創価学会批判でも知られる長井氏は、公明党がどこよりも新型コロナワクチンを奨めていたという話に持っていく。なるほど、そこに繋がるのか…。

狂信により嫌な目に遭ったことを表明しているのに、結局こんな界隈に入り込んでいるのはどこのどいつだぁ~い?(あ、これ同時期に流行った違う人か)

新幹線が停電で止まったとのことで、駆け付ける予定だった反ワクチンの大物ら何人かのゲストが時間内に来られないとのアナウンスが内海氏からあった。

私の前で「このタイミングでそんなこと普通ないよね…」「妨害工作かなあ…」とおば様たちの声が聞こえてきて、とても嬉しくなる。

ちょうだいちょうだい、そういうのもっとちょうだい!

この後の上野駅前で予定されている最終演説には間に合うとのことだった。(チッ、言うなよ。妨害工作じゃねえってことが気付かれるじゃねえか)

豪雨と雷鳴のフィナーレ

小休止を挟んだ終盤は雲行きが怪しくなり、空がゴロゴロと鳴り出した。予報通り雨が落ち始める。

ここで、すっかり反ワクチン界隈の重鎮となった元自衛官の佐藤和夫氏が立った。みんなこの人が集会の基礎になったことを知っているので拍手が温かい。

「内海さんこそ日本が戦争状態にあることを認識している唯一の候補です」と話した。

取材して話してみた感じからも、優しいおじいさんだと思うのだが、やはりワクチンや、緊急事態条項、パンデミック条約、ウクライナ戦のことなどでどうも思い込みが激しい部分があると感じる。

「コロナ対策が少子化に繋がった」など、謎の持論を展開していた。

(元自衛官の佐藤和夫氏)

(元自衛官の佐藤和夫氏)

「あんなにデモで盛り上がったのにワクチン反対の層が都知事選で足を引っ張り合ってどうする。我々の敵はワクチンを推奨している敵だ」

そのように内海氏と田母神氏に共闘を持ちかけた裏話を披露した。今日を迎え、先ほどの田母神氏のサプライズ登場で起きた沿道の拍手には、「私は涙が出たんです。こんなに素晴らしい人達に支えられているんだと」。

興奮気味の早口で音も割れ内容がよく分からないスピーチだったが、はっきりと聞き取れた部分があった。

「我々の戦いはこれからです!継続の力です!この集会をもっともっと広げて、一向一揆はどうなっていきましたか!織田信長が弾圧して潰しましたけど!

吹き出したことを必死で誤魔化す私。ほぼ同時に、ちょっと離れた場所で爆笑しながら腹を抱えて崩れ落ちた人が見えた。やや日刊カルト新聞の藤倉記者だ。

その周囲にいたウォッチャー勢もみんな笑顔。他はみんな真剣なのになんたることだ。3時間ほどの長丁場の取材現場で、佐藤氏の素直さにはちょっぴり救われる思いだった。

いよいよ雨脚は強くなる。猛暑の後はゲリラ豪雨だ。これは闇の勢力からの妨害…!気象兵器だ!HAARPだ!ほら誰でもいいから早く言え!

ずっと真剣に聞き耳を立てた(とても性格が悪い)が、けっこうな土砂降りで、それどころではなくなった。みんなビショビショである。

登壇した「ワクチン遺族」代表の方から「この雨はワクチンで亡くなった方々からの応援です」的な言葉があった。それは反応しづらいよ。

パチパチパチ(拍手)じゃないんだよ聴衆よ。

数々のゲストによる応援演説も終盤。

この日で1番の大拍手と歓声が注がれたのは、都内に「ノーマスクカフェ」を持つ牧師兼ミュージシャンのマレ氏であった。

感染対策を下品に揶揄するHEAVENESE(ヘヴニーズ)なる集団のリーダー。一般の知名度はゼロに近いが、反ワク界隈での人気はとんでもなく高い。

反ワク親に連れられた小さな男の子が「マレさんだ!」と飛び跳ねて喜んでいた。すごくツラい気持ちになる。

(ヘヴニーズのマレ氏)

(ヘヴニーズのマレ氏)

マレ氏は「高貴な人が高貴な計画をし高貴なことをする」みたいな格言を紹介し、「日本人は高貴な行動を」みたいなことを偉そうに延々と語っていた。

それでこの人のバンドがやっていることはこれである。

(ヘヴニーズの動画サムネイルの一例)

(ヘヴニーズの動画サムネイルの一例)

どの口で「高貴」とか言うとんねん。

とりあえずマレ氏は、政党政治を批判するように「もう何々党とか言っている場合じゃない」と発した。

あれ…参政党の政治資金パーティーでコンサートやってたよね…。決別を宣言したと捉えてもいいんだろうか。

(参政党パーティーでのヘヴニーズのコンサートはこちらから)

いよいよ大雨だけでなく雷の爆発音が途切れずに響き始める。

最後のスピーカーは池田としえ氏だ。よりによってこの人の時にこんな荒天とは。

車上の池田センセイは傘をささず、「もう最高!雨よ降れ!風よもっと吹け!」みたいなことを叫んでヤケクソだ。

自分だけ傘に入るわけにいかない内海氏も仕方なく雨に打たれている。笑うしかなく、濡れた髪をオールバックみたいにしている。

(雨に打たれる内海氏と池田としえ市議)

(雨に打たれる内海氏と池田としえ市議)

ついに空は大げさなぐらいビカビカ光り、雷が至近距離にドカンドカン落ちまくる。あまりにも怖い。

スタッフが一応「気を付けてください」とアナウンスしていたが、何をどう気を付けたらいいのか。

もしも雷が木に落ちたら、根から地面を伝って多くの人がダメージを受ける。ワクチンで命がどうこう言うくせに、こんな明らかに危ない状況に大人数を晒すのか。もう止めろって。

雷鳴の恐怖からか木に寄り添ってしまう人がいたので「それ逆に危ないので離れた方がいいですよ」と声をかけた。いくら考え方が違えども、目の前で大惨事が起きて欲しくはない。

ハラハラしながら見守るフィナーレ。ずぶ濡れで大張り切り(?)の池田議員による、本日何度目かの「エイエイオー!」で演説は締められた。

池田センセイとがっちり握手を交わすうつみん。主役の最後の挨拶もそこそこに、みんな「もういいや」みたいな感じになって地下鉄の駅へと急ぎ始める。

びしょ濡れの人で大混雑の駅構内で「凄いねこれは…」と口をつくのは悪天候のことばかり。誰もこの集会の内容を語ったり、余韻に浸ったりすることはなかった。

「令和の一向一揆」は、こうして幕を閉じたのだった。

***

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7月13日(土)12時30分から、ネイキッドロフト横浜で、雨宮純さんとのトークライブを開催します。半期に一度、黒猫と雨宮がそれぞれの守備範囲の怪しいものについて存分に報告し合う、これまで全て満員御礼になっている名物イベントです。

当ニュースレターで取り上げたもの、取り上げられなかったもの、取り上げる必要すらないものを集めて大放出。雨宮さんからは今回の都知事選の分析も。

「夏だ!スピだ!陰謀論だ!黒猫・雨宮が2024上半期を振り返るワクワク夏祭り」

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11日(木)夜には、雨宮さんと「公開打ち合わせスペース」をおこないます。こちらもよかったらどうぞ。

黒猫ドラネコ
@kurodoraneko15
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皆様ぜひお越しください!
x.com/i/spaces/1gqGv…
Scheduled: 黒猫雨宮トークイベントの公開打ち合わせ 黒猫ドラネコ’s Space · Where live audio conversations happen x.com
2024/07/07 18:02
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黒猫の雑感。選挙を経て反ワク集団は

内海氏支持が10万票を超えたことを確認しながらこの結びを書いている。多くても5万票かなと思っていたから、この数字はなかなかのものだ。

もともと自然派や標準医療忌避の層には人気が高かったこともあって、そうした方々が「ついに出てくれた」と思ったのだろう。

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